ジンガロ『バトゥータ』
ジンガロの第2回日本公演『バトゥータ』を観てきました。
夏にこの公演があると知って、飛びついて手に入れたチケットです。
前回来日公演の『ルンタ』でも感動しましたが、
あれが多くの人に受け入れられるわけではないことも理解できました。
ですが今回は、そうではないだろうと思われます。
おそらく、これが彼らの本来のスタイルなのでは?
と思われます。。。
ただただ楽しく、美しく、その技に驚嘆し、
そして、馬たちの神秘性に魅せられます。。。
まず、ジンガロとはなんぞや?ってところですが、
簡単に言って、
音楽と馬と人が織り成すパフォーマンスです。
弦楽器、管楽器の楽団が軽快な音楽を奏で、
それに合わせて円形の馬場を疾走する馬上で、
パフォーマーたちがアクロバティックな技を見せます。
大きなテーマの中に、いくつかの小さなテーマがあり、
セリフはありませんが、音楽と馬と人の動きで、
場面、テーマの移り変わりを感じます。
しかし、ただのサーカスと侮るなかれ。
もちろん、馬達はよく訓練されているに違いありません。
しかし、何かが違うのです。
例えば、馬達も見られていることを意識しているのではないか?
自分の背中で飛び跳ねるパフォーマーの技を意識してサポートしているのではないか?
音楽を聴いているのではないか?それにあわせて足を運んでいるのか?
そう、あたかも自分達の意志で、このパフォーマンスの一役を担っている、
そんな風に、見えるのです。。。
(実際に、テーマ間のインターバルとして登場する馬はゆっくり走るのですが、
なんと音楽にあわせてスキップしていましたから!)
競馬馬を見ても常々思っていたけれど、
お馬さんて本当に美しい。
そして、このパフォーマンスをみると、
なんて奥の深い、神秘的な生き物なんだろう、
とも思います。
残念だったのは、空席があまりにも多かったこと!
たしかにチケットは高価ですが・・・
ぜひぜひたくさんの人が観てくれるといいな、と思います。
『ルンタ』でがっかりした方も、
今回はきっと大丈夫。
まだ間に合います→http://www.zingaro.jp/
by chiemhana
| 2009-02-23 19:48
| 雑記