『ジョゼと虎と魚たち』
大学生の恒夫。
適当にバイトして、大学行って、可愛い女の子とHして・・・毎日をニヤニヤ笑いで過ごしているような、将来への展望も現在持っている信念もないようなちゃらんぽらんな男の子。
ひょんなことから足の自由がきかない、女の子と出会います。
彼女の足が不自由なことを恥じて、世間から隠したがるおばあさんと暮らすその女の子は自分を「ジョゼ」と名乗ります。
料理は絶品で、恒夫は朝食目当てでジョゼ宅に出入りするようになります。
無愛想で風変わりなジョゼ。
しかし一緒に過ごすうちに、彼女がとても真っ直ぐでピュアできらきらしたところのある女の子であることが見えてきます。
徐々に親しくなり、互いに好意を寄せ合うようになる恒夫とジョゼですが・・・
というお話。
これは「恋」のお話だと思います。
ただし、もっと大きなものを包む、「愛」には発展しきれなかった「恋」。
そこにはジョゼの障害はあまり大きく関わっているようには思われません。
一人でも凛と生きていくジョゼ。
本当はとても弱い(それは社会的立場からも、一人の女の子としても)のですが、彼女はその自分の弱さと、それから恒夫の弱さもしっかりと見抜いて、見据えていて、その上で生きていく術を心得ている。
そんな彼女の凛とした姿勢に恒夫も惹かれたのでしょう。
しかし、だからこそ、彼にはできなかったことがある。
田辺聖子の原作もとてもキュートですが、この映画は、原作に応用をつけて、それに成功していると思えます。
作品そのものが、きらきらしている。(妻夫木聡と池脇千鶴がまたいいのです!)
そして、切ない。
ラストはなんとも言えません。
切ないんだけれど、とても正しい。
そして、物語の続きは、きっと明るい世界だと思えるのです。
そしてそして、エンディングに流れる、くるりの『ハイウェイ』。
しびれます・・・。
ジョゼと虎と魚たち(通常版)
/ 角川エンタテインメント
スコア選択: ★★★★★
適当にバイトして、大学行って、可愛い女の子とHして・・・毎日をニヤニヤ笑いで過ごしているような、将来への展望も現在持っている信念もないようなちゃらんぽらんな男の子。
ひょんなことから足の自由がきかない、女の子と出会います。
彼女の足が不自由なことを恥じて、世間から隠したがるおばあさんと暮らすその女の子は自分を「ジョゼ」と名乗ります。
料理は絶品で、恒夫は朝食目当てでジョゼ宅に出入りするようになります。
無愛想で風変わりなジョゼ。
しかし一緒に過ごすうちに、彼女がとても真っ直ぐでピュアできらきらしたところのある女の子であることが見えてきます。
徐々に親しくなり、互いに好意を寄せ合うようになる恒夫とジョゼですが・・・
というお話。
これは「恋」のお話だと思います。
ただし、もっと大きなものを包む、「愛」には発展しきれなかった「恋」。
そこにはジョゼの障害はあまり大きく関わっているようには思われません。
一人でも凛と生きていくジョゼ。
本当はとても弱い(それは社会的立場からも、一人の女の子としても)のですが、彼女はその自分の弱さと、それから恒夫の弱さもしっかりと見抜いて、見据えていて、その上で生きていく術を心得ている。
そんな彼女の凛とした姿勢に恒夫も惹かれたのでしょう。
しかし、だからこそ、彼にはできなかったことがある。
田辺聖子の原作もとてもキュートですが、この映画は、原作に応用をつけて、それに成功していると思えます。
作品そのものが、きらきらしている。(妻夫木聡と池脇千鶴がまたいいのです!)
そして、切ない。
ラストはなんとも言えません。
切ないんだけれど、とても正しい。
そして、物語の続きは、きっと明るい世界だと思えるのです。
そしてそして、エンディングに流れる、くるりの『ハイウェイ』。
しびれます・・・。
ジョゼと虎と魚たち(通常版)
/ 角川エンタテインメント
スコア選択: ★★★★★
by chiemhana
| 2005-06-06 16:17
| 映画