『リーロイ!』@東京国際映画祭
今年も始まりました、東京国際映画祭。
20回目だそうです。
始まった頃を何となく覚えているけど、最初は結構こじんまりしていたように思う。Bunkamuraの中だけだったのでは?(その頃実際に足を運んでいたわけではないので、確かではありませんが)
今は華やかですよね。
実は、オープニングもしくはクロージングに招待してもらえないかと画策してみたのですが・・・もちろんムリでした。でも招待された人はタキシードを新調するのにウン十万もかかってしまったそうで・・・その出費は痛いですね。それはそれで、ま、よかったかな。でも、いつかは・・・!
そんなことはさておき、
コンペティション部門の『リーロイ!』を見てきました。
ドイツの映画です。
アフロヘアーがトレードマークのリーロイ。父は黒人で発明家、母は役所に勤める白人。その両親からとても愛情を受けて育っている、賢くてチャーミングな少年。
ある時1学年下のエーファと出会い、二人は互いに一目惚れ。
ところが、彼女の家族はネオナチ一家。彼女の5人の兄弟たちは「ニガー」であるリーロイを目の敵にする。
彼女が好きだという気持ち、自分のアイデンティティー、様々な葛藤を経て、リーロイがたどり着いた結論とは!?
ドイツ事情に詳しくありませんが、ティーチ・インでの質疑応答から察するに、日常的に人種差別が横行しているのが現状のようです。
で、これはその差別という問題に対して、「原因はどこにあるのか?」「それでいいのか?」と疑問を投げかけるような作品になっています。
とはいえ、シリアスではなく・・・ものすっごく楽しい、コメディーなのです。
監督のお話では、予算の関係で当初の思惑とはかなり違う選択をし続けた結果の作品のようだけれど、「それでよかったじゃん!」と祝福したくなるような、素敵な映画でした。
主演の二人はとてもチャーミングだし、脇を固めるキャラクターたちもみんな良い味だしてるし、台詞のテンポも良くて洒落ている、そして音楽がカッコイイ!
何より、リーロイとエーファの、既成概念に囚われない価値観と選択、行動は小気味良いです。
リーロイがまた、可愛いんだよなぁ。そう言えば子どものころ、自分が大人になったら肌の黒い子どもを養子にもらおうなどと考えていたことを思い出しました。
とにかく、とてもとても素敵な映画でしたので、公開されたらぜひ、たくさんの人に観てもらいたい。。。
あ、今ならまだ24日に上映があるので、チャンスです!
20回目だそうです。
始まった頃を何となく覚えているけど、最初は結構こじんまりしていたように思う。Bunkamuraの中だけだったのでは?(その頃実際に足を運んでいたわけではないので、確かではありませんが)
今は華やかですよね。
実は、オープニングもしくはクロージングに招待してもらえないかと画策してみたのですが・・・もちろんムリでした。でも招待された人はタキシードを新調するのにウン十万もかかってしまったそうで・・・その出費は痛いですね。それはそれで、ま、よかったかな。でも、いつかは・・・!
そんなことはさておき、
コンペティション部門の『リーロイ!』を見てきました。
ドイツの映画です。
アフロヘアーがトレードマークのリーロイ。父は黒人で発明家、母は役所に勤める白人。その両親からとても愛情を受けて育っている、賢くてチャーミングな少年。
ある時1学年下のエーファと出会い、二人は互いに一目惚れ。
ところが、彼女の家族はネオナチ一家。彼女の5人の兄弟たちは「ニガー」であるリーロイを目の敵にする。
彼女が好きだという気持ち、自分のアイデンティティー、様々な葛藤を経て、リーロイがたどり着いた結論とは!?
ドイツ事情に詳しくありませんが、ティーチ・インでの質疑応答から察するに、日常的に人種差別が横行しているのが現状のようです。
で、これはその差別という問題に対して、「原因はどこにあるのか?」「それでいいのか?」と疑問を投げかけるような作品になっています。
とはいえ、シリアスではなく・・・ものすっごく楽しい、コメディーなのです。
監督のお話では、予算の関係で当初の思惑とはかなり違う選択をし続けた結果の作品のようだけれど、「それでよかったじゃん!」と祝福したくなるような、素敵な映画でした。
主演の二人はとてもチャーミングだし、脇を固めるキャラクターたちもみんな良い味だしてるし、台詞のテンポも良くて洒落ている、そして音楽がカッコイイ!
何より、リーロイとエーファの、既成概念に囚われない価値観と選択、行動は小気味良いです。
リーロイがまた、可愛いんだよなぁ。そう言えば子どものころ、自分が大人になったら肌の黒い子どもを養子にもらおうなどと考えていたことを思い出しました。
とにかく、とてもとても素敵な映画でしたので、公開されたらぜひ、たくさんの人に観てもらいたい。。。
あ、今ならまだ24日に上映があるので、チャンスです!
by chiemhana
| 2007-10-23 11:30
| 映画