本や映画、食べ物、ヨガのことなどなど・・・心にピンときた、いろいろのものについて思ったことを書いています
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『不都合な真実』

「不都合な真実」を観て


観てきました。

正直に言うと、特に目新しいことがなかった、かもしれません。

知ってるよ、やってるよ、でも!
良くなっていないのはどういうわけ!?

という憤りを、若干、覚えました。

でもそれは、わたしにも責任がある
自分がやってるだけじゃ、だめなんだ。
知らない人に教えてあげなきゃならないし、
今やっている程度のことでは、もう間に合わないんだ。

そういうわけなので、
皆さん、ぜひこの映画を観てください。


   不都合な真実 http://www.futsugou.jp/


わたしが「目新しいことがない」というのは、
元々ちょっとばかり、この問題に関心があったからに過ぎません。
(地球の行く末を案じて、眠れなくなるようなこどもでしたので。。。)

とはいえ、観て愕然としたことがあります。
まずは、最近よく言われている、南極の棚氷の崩落。ショッキングな写真でした。
また、それによって海水面が上昇し、わたしの住んでいるような所は水没してしまう、ということは知っていましたが、例えばヒマラヤの氷が解けてなくなってしまうと、今度は飲み水を確保できないという被害を広大な地域でこうむることになるというのです。
それから、「自然界のバランスがくずれている」ともよく耳にしますが、具体的には?どうして温暖化したからってどうしてそうなるの?ということ。
例えば、渡り鳥が渡ってきて、卵を抱いて、その卵からヒナが孵る時期というのが決まっています。
そしてそれにぴったりあうように、イモ虫たちが卵から孵るわけです。
自然界のシステムって、素晴らしいですね。心底感動しましたよ。
ところが、温暖化の影響でイモ虫の目覚める時期が早まり、鳥の方はイモ虫に合わせることができなかった。
渡り鳥は食料を確保できず、イモ虫は増えすぎてしまいます。
それである種の虫が大量発生したり、それに伴って新しい疫病が流行ったり、するわけです。
SARSも鳥インフルエンザも、温暖化の影響というわけです。

温暖化によって引き起こされる恐ろしいことは、ほかにも数限りなくあげられます。
それはぜひ映画を観て、恐ろしさを肌で感じてください。

そして、これからどうすればいいのか、それもぜひ映画を観て、考え、選んでください。



わたしは、1つ心に決めたことがあります。
実は我が家は最近車を買い替えました。
わたしはハイブリッドカーを切望したけれど、「格好悪いし、見切りも悪い、使いづらい」という理由で、夫に却下されてしまったのです。
でも。これからそのためにお金を貯めて、5年後には格好良いハイブリッドカーに乗り換えさせるぞ!と決意を新たにいたしました。

本当は木を植えたいけれど、植える土地を持っていません。
どうしたらいいのでしょうか。
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by chiemhana | 2007-02-26 11:17 | 映画

『ドリーム・ガールズ』

公開したばかりの『ドリーム・ガールズ』を、観てきました。

わたしは普段から、ソウルとかR&Bとか聞く方ではないけれど、あの歌の迫力には参ってしまいます。
何度も鳥肌立ちました。

片田舎で歌手になることを夢見ている、女の子3人組「ドリーメッツ」。抜群の歌唱力を持ったエフィ、美しいディーナ、チャーミングなローレルは、エフィの兄C.C.の作る歌を、彼の振り付けで踊りながら絶妙なコンビネーションで歌い聞かせる。
彼女達の才能に魅了されたカーティス・テイラーJrは、彼女達のプロデュースを買って出る。初めは人気歌手ジミー・アーリーのバック・コーラスから。カーティスは私財を投じ、汚い手段を用いながらも、ジミーと彼女達をスターダムにのし上げていく・・・抜群の歌唱力と美しいルックスで順調に人気を博していく3人。やがてグループ名を「ドリームズ」と変え、リード・ボーカルをエフィからディーナに変えて広く売り出し始めた頃から、円満だった彼らの関係に亀裂が走り始め・・・



純粋な、音楽や歌、歌うことへの情熱が昇華していく小気味良さ。
しかしあちらを立てればこちらが立たず・・・で、ギクシャクしていく人間関係に苦い思い。
ところがその根底にあるのは、やはり強く結ばれた、愛や絆だったいう感動。
キラキラして華やかで美しいステージシーン。
舞台の表と裏を行ったり来たりしているような構成で、時にはうっとおしいほど引き寄せられ、時には突き放される感覚。

後味の気持ちよい、軽快なエンターテインメント作品です。


ところで、ビヨンセって、可愛いですね~。
うっとりしちゃいました。
そして、エフィ役のジェニファー・ハドソン。まぁ、美人とはいえませんが、とにかく、あの堂に入った演技と、何よりあの歌唱力はすごい。

彼女のように歌えたら、さぞかし気持ち良いのでしょうねぇ。。。
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by chiemhana | 2007-02-18 10:21 | 映画

『2:37』(第19回東京国際映画祭)

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今年もやってきました!東京国際映画祭!

とはいえ、チケット購入は大幅に出遅れ、見たいと思っていた作品は逃してしまいました。

そこで、スケジュールがあうこと、チケットがまだあったこと、そして夫が縁のあるオーストラリアの若い監督が撮ったということで興味をひかれて選んだのが『2:37』という作品。
なんと、コンペティション部門でした!
入口で手渡されたのは審査用紙!(そんな大層なものじゃないか)
自分も映画祭に参加している、という気になれます。
かなり嬉しい・・・♪


さて映画ですが、すでに来年GWに公開されることが決定していますので、詳しくは書かないことにします。
監督が19歳のときに初めて撮った作品だそうですが、信じられないほど、洗練された完成度の高い作品です。
そして、静かで力強いメッセージが伝わってきます。
実は、作中で描かれるある事象について、わたしは個人的にとても嫌悪感を覚えたのですが、そんなことを隅に追いやるほど、映画はよくできていました。
公開されたら、ぜひたくさんの人にみてもらいたいと思います。


さてさて、これも映画祭の醍醐味、ティーチインですが、今年のこの作品については、プレスと一般の合同記者会見という形式でした。
プロの記者たちの質問はさぞや鋭くスマートなものだろうと思っていたら、「えー、そんなこと聞くの?みてわかんなかったのー?」というような質問をする人もいて、ちょっとがっかり。
でも、監督のムラーリ・K・タルリ氏はとても真摯な態度で、全ての質問にとても熱心に丁寧に答えていました。
そこからも作品への思いが伝わります。

で、わたしも、どうしようどうしようと思いながら、「えいやっ」と手をあげたら、司会の田中千世子さん(映画祭のプログラミング・ディレクターです)に「手のあげっぷりがいいので」という理由で最後の質問者に選んでもらいました。(ちょっと恥ずかしかった・・・)

そこで、「この作品は、監督の個人的な体験に根ざして、「自殺」という大きなテーマをもって描かれていますが、登場人物たちはそれぞれに、社会的ともいえる問題を抱えています。彼らにそれらの問題を課したのはどういう理由で?」というようなことをたずねました。
すると、「全て今まで身辺で見聞きしてきた問題だ」、という答えでした。中には監督自身が抱えていたというものも。

なるほど。
若い監督は、これまでの自身の人生すべてを、この作品に注ぎ込んだのかもしれません。。。

しかしながら、あの構成力というか、物語る力というか、驚くべきものがあります。
ぜひ次は、自分自身とは切り離した題材で撮った、タルリ監督作品を観てみたいです・・・!
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by chiemhana | 2006-10-26 10:32 | 映画

『ハード・キャンディー』

渋谷シネマライズで『ハード・キャンディー』を観ました。
ちょっと気になっているものの、あまり気が進まずにいたところ、知人の男性に強くすすめられたので、「それならば」と久しぶりに1人で観てきました。

チャットで親しくなったジェフとヘイリーはある日カフェで待ち合わせる。ジェフはファッション・カメラマンの30代半ばの男性、ヘイリーは14歳の少女。会ってさらに意気投合した2人はジェフの自宅へ。ヘイリーの作ったスクリュー・ドライバーをすすりながら会話は親密になり、やがてジェフはヘイリーにせがまれるまま彼女の写真を撮り始めるが突然意識を失ってしまう・・・。意識を取り戻したジェフは椅子に縛り付けられており、ヘイリーは彼を尋問し、家の中を捜索している。ヘイリーはジェフがロリコンであること、これまでにその手の犯罪を犯していることを確信し、その証拠となるものを探しているのだった。

さて、そこからヘイリーのジェフへの制裁とジェフの反撃、それに対するヘイリーの更なる制裁が繰り広げられるわけですが、これが凄まじいです。
いやー、すごい映画ができちゃったもんだ、というのが第一印象。
でも、あまり人には薦められないです。
ただし、小さな人たちへの性犯罪に憤りを覚えた経験がある人なら、痛快な映画と成り得るかもしれません。
わたしも実際、小気味良いとさえ思いました。
その一方で、ジェフへの同情も禁じえません。
それはもちろん、小児性愛(字幕では「ロリコン」となっていましたが、実際は「pedophile」と発音していたので、日本で言う「ロリコン」よりも、それが犯罪に繋がってしまうほどもっと深刻な性向を言っているようです)に対してではありません。
そうではなくて、ジェフが最後まで捨て切れなかった「見栄」に対してです。
これについては苦い印象を持ちました。

映画の作りとしては、ほとんど2人きりの密室劇ですが、台詞の構成がすばらしく、非常によくできた作品だと思います。

でも、テーマがテーマなだけに、展開が展開なだけに、見終わった後にスッキリせず、やっぱり夫と一緒に観に行って意見交換をできればよかったな、と思いました。



どなたかご覧になったら、ぜひご意見をお寄せください。
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by chiemhana | 2006-08-28 18:05 | 映画

『マッチ・ポイント』(ウッディ・アレン監督)

恵比寿でウッディ・アレン監督最新作『マッチ・ポイント』を観てきました。

プロテニスプレーヤーを引退したクリスは、その経歴からロンドンの高級テニスクラブのコーチに就職。そこで生徒として知り合い親しくなったトムは上流階級社会の一員。トムの妹クロエと恋をし、その父親にも気に入られ、とんとん拍子に人生の成功階段を登っていくクリス。しかし、トムの婚約者ノラと出会ってから、その歯車が軋み始める・・・

このところのウッディ・アレン作品とは趣を異にし、シリアスでスリリングな人生ドラマ。
舞台もニューヨークではなくロンドンに。
それでも、音楽、映像、ちょっとした会話など、随所に見られるアレン節。
最後には、あっけない、でも鮮やかなどんでん返しも用意されていて、見ごたえ充分。
ちょっと急な展開にみえそうなところも、ばっちりなお膳立てで「文句は言わせない」という感じ。

「そんな馬鹿な」と思うようなこと、この世には、人生にはたくさんありますね。
そういうことをぎゅっと凝縮して描いているようにみえます。
そして、そんな展開にこそ、この人らしさを感じてしまうのは、そういえばこの人はずっとそんなことを描いているのでしょう。

ストーリーとしては好きじゃないけど、映画そのものは愛さずにはいられない、そんな作品です。


珍しく気合入れて、初日の一回目を観にいきました。
おかげで、初日特典の英国王室ご用達というAsprayの香水を2個GET。
映画の中に何度か、このお店のショーウィンドウが登場します。
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by chiemhana | 2006-08-21 12:13 | 映画

『僕のニューヨークライフ』 

久々の映画ネタです。

恵比寿ガーデンシネマで、『僕のニューヨークライフ』をみてきました。

ウッディ・アレン映画が好きです。
『男はつらいよ』的な安心感と、くすくす笑い満載なところがいいです。

マンハッタンに住む若きコメディー作家のジェリーは、本当はシリアスな小説を書きたい。でもマネージャーのハーヴィーは、安いギャラでつまらない仕事ばかり取ってきては、高い手数料を請求する。
女優志望の恋人アマンダは、とっても魅力的。でも何故か最近しっくりいかない。
仕事も恋も、いまひとつうまくいかないジェリーは、高校の教師をしながら、同じようにコメディー作家をしているドーベルという男と出会う。奇人だが、とても力強いアドバイスをしてくれるドーベルの言葉にしたがって、ジェリーは自分の生活を見直し、改善しようとするが・・・。


期待を裏切らないくすくす笑い。
でもイマイチしっくりこなかったのは、アマンダという女の子が好きになれなかったからかもしれません。
よく考えてみると今までは、馬鹿なんだけど憎めないという具合に、どのキャラクターにも愛情を感じられたのですが、今回のアマンダにだけは、愛情を感じられませんでした。
クリスティーナ・リッチが演じるアマンダは、確かにセクシーで魅力的でしたが、理解できなかった。。。

でも、やっぱりウッディ・アレン。
今回主演は彼ではなくて、ジェイソン・ビッグス。
なのにそのしゃべり方や身振りはウッディ・アレンそっくり。
若くて可愛いジェイソン・ビッグスが、どもったり、落ちつかなげな身振りをしているのをみるだけで、笑えます。
またウッディ・アレン演じるドーベルの捲くし立てる哲学は、わけがわからないけれども笑えて、ちょっぴり納得できます。


ま、人生ってそんなもんよねってお話でした。
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by chiemhana | 2006-02-18 14:16 | 映画

『チャーリーとチョコレート工場』

やや下品なおとぎ話。

チャーリーは町外れの小さく粗末な家に、4人の祖父母と両親と一緒に暮らしている男の子。彼の家はとても貧しい。でも家族7人は温かく支えあい、ささやかな幸せを糧に生活しています。
彼の町の中心には、ウィリー・ワンカ氏の巨大なチョコレート工場。一年に一度、誕生日にしかチョコレートを食べることが出来ず、それらしいおもちゃも持っていないチャーリーにとっては憧れのチョコレート工場。父親が勤めている歯磨き粉工場で時々くすねてくる歯磨き粉チューブのキャップで、チョコレート工場の模型を作って楽しんでいます。
チャーリーの祖父の一人ジョージおじいちゃんは、かつてそのチョコレート工場に勤めていたことがあり、ワンカ氏の類まれな才能のこと、夢のようにすばらしい工場の話を聞かせてくれます。しかし、スパイが潜り込みレシピを次々と盗まれたことから、ワンカ氏は従業員を一斉にリストラ。以来、工場内に出入りする人間をみた者はなく、しかし依然として生産、世界中に出荷される超人気のワンカ・チョコレートが一体どうやって作られているのかは謎に包まれたまま。
あるときワンカ氏は、商品に5枚だけゴールデン・チケットを滑り込ませ、そのチケットを引き当てた子ども5人を工場に招待、中を見学させると宣言。世界中でワンカ・チョコレートの争奪戦が繰り広げられ、やがてゴールデン・チケットを手に入れた子どもたちが次々に現れます。
天の恵みのような偶然からゴールデン・チケットを手にしたチャーリー。ジョージおじいちゃんと一緒にワンカ氏のチョコレート工場見学へ出かけますが…。

はじめに書いたように、これはあくまでもおとぎ話です。どんなにリアリティを持って表現されていようとも、現実風刺をしていようとも、あくまでもおとぎ話なのです。
おまけに決して上品ではありません。
そこのところを踏まえた上で見ることができれば、これは極上のファンタジー映画になります。出来もすばらしいです。非の打ち所がありません。
映像も美しいし、キャラクター造形もすばらしい。衣装やメイクも良くできているし、音楽がこれまた良いのです!(サントラを買ってしまおうかと考えています。)ところどころに挟み込まれる小さな仕掛けも笑えます。
そして見終わってみれば、実に美しいテーマが隠されています。
最後の最後で、本当の(下品ではない)ファンタジーに姿を変えるのです。

残念ながら原作を未読ですし、ティム・バートン映画を多数見ているわけでもありませんので、それらとの比較はできませんが、とにかく、面白い映画であることには間違いないです。
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by chiemhana | 2005-10-08 13:38 | 映画

『ヒトラー 最後の12日間』

観てから一週間になるのですが、なかなか文章にできずにいます。

ヒトラーが地下壕で自殺するまでの最後の12日間を、主に、彼の秘書をつとめた女性の視点から描いたもの。
敗色が濃くなり、幹部の意見も乱れたまままとまらない。
しかし彼らは「負け」を認めたり「降伏」することを受け入れられずに、多くの市民を巻き添えにして、最後の戦いは凄惨なものになっていきます。
ゆらぐナチズム。
悩み苦しんで神経を細らせていくヒトラー。

わたしはここに描かれた戦いの、歴史的背景をほとんど知りません。
(ナチスによるユダヤ人虐殺については、ある程度知っていますが。)
それゆえか、ここに描かれた一つの愚かな戦いとそれを動かしていた人たちの姿は、決して特別なものではない、という印象を持ちました。
これはある意味、普遍的なものなのです。
わたしが思い当たった一つのことは、他者を受け入れられない者は、自らをも破滅に導く、ということ。
この場合、他者とは、容姿や考え、立場などあらゆる種類の、自分とは違ったものを持っている者のことです。

ヒトラーとナチズムの崇拝者であったゲッペルス夫妻は、「非ナチズムの社会で子どもを育てたくない」と、自らの手で子どもたちを殺めます。もちろん、喜んでそんなことをしているわけではなく、彼らは非常な苦悩の末、その行動に至ります。
自分たちが“敵”と考える相手との「共生」という選択肢を選ぶことができれば、あのようなことにはならなかった。でも、彼らにはそれができなかった。

ヒトラーも、もちろん負けを認められない。しかも彼の“敵”は未だに、(もはや抵抗力のない)ユダヤ人。そして自ら命を絶つことを選びますが、晒し者になるのはイヤだと、死後の体や遺物の処理を強く指示します。多くの市民や兵士たちが無惨な死に様をさらしているというのに!彼は自分以外の誰をも、受け入れられなくなっているのです。
ここに描かれたヒトラーをみる限り、決して狂気の沙汰ではないのです。ただ、他者を受け入れられず、自分のプライドの保守のみを考え、歴史に名を残すことばかりに気を取られていただけで、苦しみつつ考え抜いた末の決断に見えます。
それ自体が狂気?いいえ、決してそうとは言い切れません。ある瞬間に、自分の立場と周囲の状況が見えていない人、たくさんいます。自分だってそういう時があります。

この映画について考えれば考えるほど、自国の過去の行いが思い起こされますし、今でも地球上のあちこちで起こっている悲しい事件のことが思い起こされます。

全ての根本にあるのは、「あの人がキライ」という小さな憎しみと「自分こそが正しい」という小さな奢り。
自分の胸のうちにある小さな感情と、あそこで起こっている悲惨な戦いは、決して無関係ではない、ということを心に刻んでおきたいと思います。
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by chiemhana | 2005-08-01 11:21 | 映画

『皇帝ペンギン』と・・・帰宅難民

きのうは、朝IYC九段下の入門クラスに参加したあと(とても楽しかった!それにIYC九段下もノリコ先生も気に入ってしまいました。その話はまたの機会に。)、一度帰宅。昼食をすませた後、恵比寿ガーデンシネマへ『皇帝ペンギン』を見に行ってきました。

映画は、南極の過酷な環境の下、自然のリズムに導かれ、直向に命を後継しながら生きる皇帝ペンギンの一冬を追った、ドキュメンタリータッチの映画。
実に多くの時間をカメラは捕らえていて、映像はすばらしかったです。
ただ、父・母・子、とペンギンに役割を与えて役者が台詞をあてているという構成。
それは効果的な時もあれば、逆効果な場合も。
そのままで十分にドラマティックなのですが、それを盛り上げるかのような台詞があてられてしまうと、映像が持つ本来の魅力が損なわれることもあると思うのです。

もしくは、わたしが、皇帝ペンギンのこの生態について知識があったため、そのように感じてしまったのかもしれませんが。

ただ、太陽や月の動きに従い、新しい命を育むために生きているかのように見えるペンギンが、時折見せる感情的な表情には、とても心を揺さぶられました。
ほんの短い時間しか共有しない雄と雌ですが、互いを愛しむような仕草をみせたり、卵やヒナを失ったときにあげる悲しげな鳴き声など。

さて、この映画を見ている最中に、地面から突き上げられるような振動を感じたかと思えばグラグラっと大きな地震が・・・。
驚きました。
映画館の中って、比較対象(揺れるもの)がないのでどの程度の揺れなのか判断がつきにくいです。
でも、大人数がひとつの空間の中にあって、高い悲鳴が上がると、余計に恐怖心が煽られるのを感じました。こういうことが引き金で、暴動(?)は起きるのではないかと、それが怖かったです。

見終わって、フラフラとお店をのぞきながら駅へ行くと、電車が止まっていました。
地震発生からある程度の時間が経っていた(おそらく映画の中盤だった)し、もう少し待てば動くのではないかと、もう一時間ほどウィンドーショッピング。
それでもまだ止まっています。
しかも「運転再開の目途はたっていません。」とのアナウンス。
我が家は東京の東の外れ。「日比谷線は運転再開との情報が入りました。」の声を聞いて、地下鉄なら大丈夫なのではないか?と、三田線を目指して徒歩で目黒へ向かいました。
途中、割れた品物を確認する酒屋さんを目撃。意外と大変な揺れだったことを確認。
そして目黒駅周辺も大変な混雑。地下鉄も動いていませんでした。
タクシーに乗ろうにも、空車なんていやしません。
仕方なく、とりあえず先のほうへ歩いてみることに。
品川方面へかなり歩いたところで、偶然空車のタクシーにめぐり合えたので乗り込み、中間地点まで妹夫婦に迎えに来てもらって、結局3時間かけて帰宅したのでした。

思わぬところでちょっと大変なことに巻き込まれましたが、首都圏直下型が起きた場合はこの程度ではすまないとのこと。
うーむ、恐ろしい。
この経験を、何とか生かしたいものです。
(でも、いつ・どんなとき に起こるかわかりませんからねぇ。そのことを学んだでしょうか。)
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by chiemhana | 2005-07-24 21:53 | 映画

『ぼくの好きな先生』

Etre et avoir ぼくの好きな先生
/ バップ
スコア選択: ★★★




山梨で、テニスの後の休憩中にみたもので、途中眠たくて仕方ありませんでした。

フランスの田舎、小さな小学校の半年間。
1人の先生が、下は3歳から上は12歳までの十数人の子どもを一つの教室でみています。
全員が一つの教室の中で、別々のことをしながら、先生は順順に指導していき、時には高学年の子たちが小さな子の面倒をみたり・・・。
勉強の仕方は、「なるほど、そういうやり方だろうな」と思えます。
重いまぶたを支えながら、わたしがはっとしたのはそれ以外の部分。

先生が中学年の男の子と教科書を読んでいます。
途中質問をはさみ、彼自身のことと照らしながら。
すると小さな子たちは先生に構ってもらおうと、二人の会話に割り込んできます。
先生はそれを制します。
それでも)小さな子はつい口をはさんでしまいます。
そこで先生は「今、彼と話しているんだよ。邪魔しないで。」ときっぱり言い放ちます。
一見冷たいようですが、映画全体を通してみる限り、この先生は彼らのことをとても愛しているし、先生自身の言動にむらがありません。常に一貫した姿勢を保っているのです。
するとこのシーンから、年若いうちから自己が確立される所以を見たように思えるのです。
先生はたとえ小さな子でも、誰かに指示されてここ(学校)へ来ているのではない、自発的に学ぶため来ているのだ、という自覚をさせます。
つまり、ここへは学びにきているのであって、おしゃべりにきているわけではない。
全員がそうなので、他の子の学ぶ機会を邪魔してはいけない。
ということを、中学年の子も、小さな子も、この時に身を持って学んだのではないかと思います。

こういう場合、制するほうが難しいと思う。
もし自分だったら、つい、横槍の相手もしてしまうと思います。

映画の冒頭に、吹雪の中、牛を追うというシーンがあります。
叩いたり押したりするのではなく、手を振り声をかけ牛を導きます。
最初は、なんだこのシーンは?と思いましたが、見ているうちに、そうかこの先生の「教育」というのはまさに、吹雪の中で牛たちを安全な場所へ「導く」、そういうようなことなんだなと思えてきます。
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by chiemhana | 2005-07-21 09:43 | 映画