島本理生『ナラタージュ』
本のこと。
島本理生『ナラタージュ』
非常に心揺さぶられる作品でした。
過去に味わったというより、今も胸の奥にある感情を呼び起こされるように感じました。
かつては自分と同世代や年若いひとの書いた優れた作品に出会うと、嫉妬に似た感情を抱いたものですが、ここまで年が離れてしまうと、なのか、作品がそれだけ優れていたのか、ただただ感嘆しました。
「おや?」と思う些細な矛盾など、全くないわけではありませんが、あまり気になりません。
これだけの長編で、ぐらぐらしたところが感じられない。しっかり構成されている。
しかも、読ませます。
久々に睡眠けずってしまいました。
著者が同世代の登場人物を描いていることでリアリティが生まれているようですが、かといって、感情移入しているようには感じられず、冷静な筆致にも高好感度です。
最初なのでこのくらいにして、次はこの作品に関連して、映画のことを書きます。
島本理生『ナラタージュ』
非常に心揺さぶられる作品でした。
過去に味わったというより、今も胸の奥にある感情を呼び起こされるように感じました。
かつては自分と同世代や年若いひとの書いた優れた作品に出会うと、嫉妬に似た感情を抱いたものですが、ここまで年が離れてしまうと、なのか、作品がそれだけ優れていたのか、ただただ感嘆しました。
「おや?」と思う些細な矛盾など、全くないわけではありませんが、あまり気になりません。
これだけの長編で、ぐらぐらしたところが感じられない。しっかり構成されている。
しかも、読ませます。
久々に睡眠けずってしまいました。
著者が同世代の登場人物を描いていることでリアリティが生まれているようですが、かといって、感情移入しているようには感じられず、冷静な筆致にも高好感度です。
最初なのでこのくらいにして、次はこの作品に関連して、映画のことを書きます。
by chiemhana
| 2005-05-26 08:25
| 本