『ハード・キャンディー』
渋谷シネマライズで『ハード・キャンディー』を観ました。
ちょっと気になっているものの、あまり気が進まずにいたところ、知人の男性に強くすすめられたので、「それならば」と久しぶりに1人で観てきました。
さて、そこからヘイリーのジェフへの制裁とジェフの反撃、それに対するヘイリーの更なる制裁が繰り広げられるわけですが、これが凄まじいです。
いやー、すごい映画ができちゃったもんだ、というのが第一印象。
でも、あまり人には薦められないです。
ただし、小さな人たちへの性犯罪に憤りを覚えた経験がある人なら、痛快な映画と成り得るかもしれません。
わたしも実際、小気味良いとさえ思いました。
その一方で、ジェフへの同情も禁じえません。
それはもちろん、小児性愛(字幕では「ロリコン」となっていましたが、実際は「pedophile」と発音していたので、日本で言う「ロリコン」よりも、それが犯罪に繋がってしまうほどもっと深刻な性向を言っているようです)に対してではありません。
そうではなくて、ジェフが最後まで捨て切れなかった「見栄」に対してです。
これについては苦い印象を持ちました。
映画の作りとしては、ほとんど2人きりの密室劇ですが、台詞の構成がすばらしく、非常によくできた作品だと思います。
でも、テーマがテーマなだけに、展開が展開なだけに、見終わった後にスッキリせず、やっぱり夫と一緒に観に行って意見交換をできればよかったな、と思いました。
どなたかご覧になったら、ぜひご意見をお寄せください。
ちょっと気になっているものの、あまり気が進まずにいたところ、知人の男性に強くすすめられたので、「それならば」と久しぶりに1人で観てきました。
チャットで親しくなったジェフとヘイリーはある日カフェで待ち合わせる。ジェフはファッション・カメラマンの30代半ばの男性、ヘイリーは14歳の少女。会ってさらに意気投合した2人はジェフの自宅へ。ヘイリーの作ったスクリュー・ドライバーをすすりながら会話は親密になり、やがてジェフはヘイリーにせがまれるまま彼女の写真を撮り始めるが突然意識を失ってしまう・・・。意識を取り戻したジェフは椅子に縛り付けられており、ヘイリーは彼を尋問し、家の中を捜索している。ヘイリーはジェフがロリコンであること、これまでにその手の犯罪を犯していることを確信し、その証拠となるものを探しているのだった。
さて、そこからヘイリーのジェフへの制裁とジェフの反撃、それに対するヘイリーの更なる制裁が繰り広げられるわけですが、これが凄まじいです。
いやー、すごい映画ができちゃったもんだ、というのが第一印象。
でも、あまり人には薦められないです。
ただし、小さな人たちへの性犯罪に憤りを覚えた経験がある人なら、痛快な映画と成り得るかもしれません。
わたしも実際、小気味良いとさえ思いました。
その一方で、ジェフへの同情も禁じえません。
それはもちろん、小児性愛(字幕では「ロリコン」となっていましたが、実際は「pedophile」と発音していたので、日本で言う「ロリコン」よりも、それが犯罪に繋がってしまうほどもっと深刻な性向を言っているようです)に対してではありません。
そうではなくて、ジェフが最後まで捨て切れなかった「見栄」に対してです。
これについては苦い印象を持ちました。
映画の作りとしては、ほとんど2人きりの密室劇ですが、台詞の構成がすばらしく、非常によくできた作品だと思います。
でも、テーマがテーマなだけに、展開が展開なだけに、見終わった後にスッキリせず、やっぱり夫と一緒に観に行って意見交換をできればよかったな、と思いました。
どなたかご覧になったら、ぜひご意見をお寄せください。
by chiemhana
| 2006-08-28 18:05
| 映画