本や映画、食べ物、ヨガのことなどなど・・・心にピンときた、いろいろのものについて思ったことを書いています
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『親切なクムジャさん』

復讐ってなんだろう?

誰もが振り返るような美人のイ・クムジャ。彼女は二十歳の時、6歳の少年を誘拐・殺害した罪で服役。事件の残忍さと彼女の若さ&美貌ゆえ、当時世間は騒然となった。しかし獄中の彼女は天使のような笑顔と振る舞いで「親切なクムジャさん」と呼ばれ皆に親しまれる。すっかり改心したかのようにみえた彼女だが、出所した途端に豹変。自分を陥れた者への復讐のため、冷徹に計画を遂行していくのだった・・・。

というお話。

日本の漫画が原作の『オールド・ボーイ』でカンヌ・グランプリを受賞したパク・チャヌク監督の最新作。『復讐者に憐れみを』とあわせて「復讐三部作」の最後を飾る作品だそうです。他の二作は見ていませんが、ブラックな笑い満載のエンターテイメント映画に仕上がっていました。韓国映画ですが、「国」を感じさせず、実にスタイリッシュでカッコ良かったです。
残念ながら、余韻を残すような深い味わいはありませんでした。
ただ思うことはありましたので、後に書こうと思います。
主演はイ・ヨンエ。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」ですっかりファンになってしまった夫はお目目がハートになっていたようですが、確かに彼女はすばらしいです。もともとが可愛らしい、美しい顔立ち。この映画の中では愛らしい女子高生から、囚人服を着た「天使」、黒づくめの装束に真っ赤なアイシャドーで復讐に燃えるクムジャを巧みに演じ分けています。
「チャングム・・・」では表情豊かな愛らしい女性を演じていましたが、この映画では、天使のような笑顔を見せたかと思えば、驚くほどの無表情。無表情という演技に対して、これほど感心したことはありません。ボーっとしているわけでも、見えない何かを凝視しているわけでもなく、ただ目の前の些事には全く無関心、という表情。
脇を固めるキャラクター造形もよかったです。


さて・・・この先はネタバレを含みますのでご注意ください。


クムジャは純真さゆえに、だまされて罪を被り、そして一心に復讐へと情熱を燃やします。一方で、不本意に手放すことになった娘を同じような直向さで愛し、その死に加担することになってしまった少年へは深い謝罪の気持ちを抱いています。
彼女は心の救済を求めて、復讐を計画し実行します。
ところが、復讐を終えても彼女の心は救われません。現状の打開にもならない。
許しを請いたかった6歳の少年、彼には弁明も許されない。
映画の登場人物たちは、現実ではありえないような形で、晴れて復讐を果たせるわけですが、そうしたからといって彼らが本当に望んでいることは絶対に手に入らないわけです。
この映画を「復讐を肯定している」と評する人が多いようですが、わたしはそうは思いませんでした。
この世の中には、映画に登場するようなやるせない憤りを抱えた人が本当にたくさんいらっしゃいます。(つい先日も、増えてしまいましたしね。)その人たちはもしかしたら、映画の登場人物たちの行為をうらやましいと感じるかもしれません。このどこにも行き場のない怒りを、ぜひともあんな形でぶつけてしまいたい!・・・もしわたしがそんな怒りを抱えていたら、そう思ったかもしれません。でも同時に、成し遂げたって虚しさしか残らないということを、思い知らされるような気がします。
ではどうすればいいのか、ということはこの映画は何も語ってくれません。
でも、それは復讐心を抱えた一人一人が、それぞれ独自の方法でしか癒せない、そういうことではないかと思います。

それならば何故、そもそも復讐したいと思うのでしょうか。。。



ひとまずは、『オールド・ボーイ』を見てみたいですね。
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by chiemhana | 2005-11-26 11:31 | 映画